みぞおち 痛み。 みぞおちの痛みの原因とは?食後か空腹時でも原因は異なる。

胃が痛い・みぞおちが痛い・背中が痛い原因|にしやま消化器内科

みぞおち 痛み

胃がもたれて重く感じたり、みぞおちのあたりが痛くなったりした経験は、多くの方にあるでしょう。 そんなとき、ほとんどの方は、市販の胃腸薬などを飲んで対処しているのではないでしょうか。 それで症状が治まってしまえばいいのですが、軽く考えていると同じ症状をくり返すようになり、やがて慢性化することも少なくありません。 そうなると、食欲の減退、気分の落ち込み、睡眠障害などの症状が重なり、さらには痛みへの不安も加わって、仕事や家事に支障をきたすことになりかねません。 胃もたれやみぞおち痛は、以前は神経性胃炎とか慢性胃炎といわれ、原因がよく分からないまま「ストレスや疲れによるもの」とされてきました。 ところが胃炎とはいっても、病院で内視鏡検査を受けると、半数程度の人には潰瘍などによる炎症が見つかりません。 そうした場合、最近は「機能性ディスペプシア」と診断されることが多くなっています。 ちょっと難しそうな病名ですが、胃などの機能低下によって起こる不快な症状という意味です。 機能性ディスペプシアにはさまざまな症状がありますが、一般に、若い世代には痛みをともなう症状が多いのに対し、 中高年世代には胃もたれや膨満感が多くみられます。 それは加齢にともなって、胃の機能が低下するためです。 私たちが食事をすると、まず胃が拡張して食べた物を受け入れます。 続いて胃の筋肉が伸び縮みして、胃酸と食べた物を混ぜ合わせ、消化しながら十二指腸のほうへと運びます。 こうした胃の消化活動のどこかで障害が起こると、胃の中に滞留する時間が長くなったり、食べ物を受け入れにくくなったりして、胃もたれや膨満感が生じます。 加齢による胃の機能低下の場合、市販薬などで一時的に症状が改善されても、機能そのものが回復しているとは限りません。 そのため、 食べすぎや飲みすぎ、ストレスなどのちょっとしたことがきっかけで、症状をぶり返すことも多くなります。 胃もたれや軽い痛みくらいと安易に考えずに、早期受診と同時に、生活習慣(食事や運動、睡眠など)を見直してみることが大切です。 こんな症状に注意を 機能性ディスペプシアの代表的な症状には、次のようなものがあります。 胃のもたれ感 胃の筋肉運動(ぜん動運動)など全体的に機能が低下することで、食べた物の消化や移動に時間がかかるようになり、胃がもたれたり、重苦しく感じたりすることが多くなります。 早期飽満感 胃の拡張が遅れたり、十分に拡張しないと、食べ物を受け入れにくくなり、食べ始めてすぐにお腹がいっぱいになったと感じるようになります。 食べすぎによる飽満感とは違い、少ししか食べられない状態です。 みぞおち痛 胃や十二指腸の知覚過敏や胃の内圧の上昇などが原因で、食べた物や胃酸などの刺激によって、みぞおち付近に痛みを感じるようになります。 空腹時に痛みをくり返し感じる場合は、胃・十二指腸潰瘍の疑いもあります。 みぞおちの灼熱感 胃や十二指腸の知覚過敏などが原因で、みぞおち付近に熱く、焼けるような不快な症状がみられます。 これらの症状のうち胃もたれ感と早期飽満感は、機能性ディスペプシアの方の40~50%にみられるほど典型的な症状です。 ただし、4つの症状の原因には共通点も多いため、いくつかが同時に起こることも少なくありません。 たとえば、胃もたれがあると、胃の筋肉運動が長時間に及び、また食べ物や胃酸も長時間にわたって滞留します。 その結果、胃に分布する知覚神経が刺激を受けて過敏状態となり、みぞおちの痛みや灼熱感を感じやすくなります。 早期飽満の場合も、胃の内圧の過度の上昇が知覚過敏の誘因となることがあります。 胃や十二指腸が知覚過敏になると、それまで普通に食べていた食事量や食べ物の種類でも、痛みを起こしやすくなります。 また、胃酸の分泌が正常であっても、痛みが起こることもあります。 痛みは、日常生活に支障をきたす大きな要因なので、軽い胃もたれ程度の段階でも放置せずにきちんと対処する必要があります。 病院での機能性ディスペプシアの診断では、上記の4つの症状のうち1つ以上が最近3カ月間程度続いていることや、検査で潰瘍などほかの原因が見当たらないことが目安となります。 しかし、機能性ディスペプシアと診断された段階では、すでに慢性化している可能性が高いので、そうなる前に受診することが大切です。 ストレスが症状を悪化させる 機能性ディスペプシアでは、ストレスの影響も大きいことが知られています。 しかし、自分のストレスには気づきにくいため、知らないうちに症状を悪化させてしまいがちです。 実際に機能性ディスペプシアと診断された方には、仕事や人間関係などで長期間にわたってストレスをかかえ、うつ状態や不安状態になっているケースも少なくありません。 ストレスは、かつては胃もたれやみぞおち痛の主な原因とされていました。 しかし現在では、直接的な原因というよりも、症状を悪化させる要因と考えられています。 つまり、加齢などによる胃の機能低下があるところに、過度のストレスが加わると、胃の筋肉運動や消化機能がいっそう低下してしまうのです。 なぜストレスを受けると、胃などの消化器が影響を受けるのでしょうか。 私たちの脳はストレスを感じ取ると、ストレスホルモン(副腎皮質刺激ホルモンなど)の分泌をうながします。 それはストレスに負けないための生体反応なのですが、ストレスホルモンの分泌をうながす因子(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)には、胃などの上部消化器の運動を抑制し、反対に大腸などの下部消化器の運動を活性化する作用があります。 こうした脳と腸との密接な関係を、「脳腸相関」といいます。 私たち自身はストレスを自覚していなくても、脳は生体維持のために敏感に反応し、その副作用として胃などの消化器の機能に影響を及ぼしています。 それだけに、軽い胃もたれなどの症状がみられたら、仕事や人間関係などで精神的な重荷を感じていないかどうか自分を見つめなおし、 症状を悪化させないうちに積極的にに取り組みましょう。 機能低下の原因となるほかの病気が見当たらない点では機能性ディスペプシアと同様なので、2つを総称して「機能性消化管障害」と呼ぶこともあります。 慢性化させないための予防法 胃もたれやみぞおち痛などの症状を慢性化させないためのポイントは、食事、運動、睡眠の3つに気を付けることです。 <食事> 次のことを守って、胃にやさしい食事を心がけましょう。 よく噛んで、ゆっくり食べる(唾液には消化作用があるので、よく噛んで、ゆっくり食べると、胃の負担が軽くなります)• 辛い物や脂っこいものをさける(香辛料は胃の知覚過敏を引き起こしやすく、脂質は消化・吸収に時間がかかり、胃への負担が大きくなります)• 腹八分目にする(食べすぎは、胃の消化リズムを乱す原因となります) <運動> 運動不足が続くと、胃の機能が低下し、胃もたれなどを起こしやすく、食欲も減退します。 また、運動はストレスを解消し、症状の悪化を防ぐ効果もあるので、適度の運動習慣をもつことが大切です。 有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギング、自転車こぎなど)、筋肉運動(屈伸、腹筋、腕立て伏せなど)のどちらにも、ストレス解消効果があるので、自分が続けやすい運動を定期的(週に3回~4回)におこなうようにしましょう。 <睡眠> 睡眠不足が続くと、自律神経の乱れから消化機能が低下し、食欲の減退や胃もたれなどが起こりやすくなります。 昼間、太陽光を浴びると、睡眠物質のメラトニンが夜間に分泌され、眠りに入る助けとなります。 散歩程度でもいいので、室内に閉じこもらず、外出するようにしましょう。 こうした日常の注意のほかに、病院を受診するときに知っておくべきことがあります。 それは、 自分の症状を具体的に医師に伝えることです。 機能性ディスペプシアの場合、人によってさまざまな症状がみられるので、治療には消化促進薬のほかに消化管運動の改善薬、胃酸分泌の抑制薬、抗うつ薬・抗不安薬、漢方薬などが使われます。 適切な薬が処方されないと、「薬が効かない」といって治療を中断し、症状を悪化させることになりかねません。 受診時には、いつ頃からどんな症状がみられるのか、どんなときに痛くなるのかなどの基本情報のほかに、「自分にとって一番つらい症状は何か」をきちんと医師に伝え、理解してもらうことが大切です。

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みぞおちが痛い原因とは?鈍痛から激痛までご紹介!

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サイト改善に向けた5分程度のアンケート実施中。 回答はから。 患者プロフィール46歳男性。 会社ではデスクワークが中心。 責任感が人一倍強く、相応のポジションを任されている。 受診までの経緯3カ月前からみぞおちのあたりが痛むようになった。 仕事では会議が多く、昼食を抜くことも多い。 みぞおちの痛みはそのようなときに強くなるので、仕事のストレスだろうと思っていた。 最近、お酒を飲んでいなくても胸やけがしたり、げっぷが出たりするようになった。 げっぷや痛みが気になって、会議にも集中できない。 仕事に影響が出るのは避けたいと思い、近所のクリニックを受診した。 診察・検査医師からは「今までこういうことがありましたか?」と聞かれたので、「いいえ、ありません」と答えた。 胸部X線撮影検査や心電図検査を受けたが、異常は見つからなかった。 医師には「げっぷ、空腹時の痛みなどを考え合わせると、胃の病気かもしれません」と言われ、「やっぱりストレスで胃が荒れているのだろうか」と思った。 この日は血液検査をしたが、結果は当日には出ないそうで、胃の粘膜を保護する薬を処方されて帰宅した。 1週間後、血液検査の結果を聞きに病院に行くと、「数値は正常の範囲内で、あえて言うなら貧血気味だが、程度はひどくない」とのこと。 気になるのはみぞおちの痛みで、「3カ月も続いているならば、胃潰瘍(かいよう)だけではなくて、胃がんの可能性もある」と言われた。 「がん」という言葉に驚き、すぐに胃カメラ検査ができる病院に行くことにした。 紹介先の総合病院で胃カメラ検査を行うと、胃の中に通常は見られない「ひだ」が集中する模様が確認できたため、組織を採取して詳しく調べることになった。 せめて検査結果や今後の治療方針について質問できるようにしておこうと思い、インターネットや書籍で胃がんについて調べたが、不安は募るばかりだった。 診断・治療方針検査の結果、やはり胃がんと診断された。 追加で行ったCT検査の結果、ほかの臓器への転移はなかったとのこと。 医師からは「胃の粘膜下層にとどまっているものを早期胃がんといいます。 種類としてはステージIAの早期胃がんになるのですが、今回は手術が必要です」と説明された。 最近は内視鏡で治療できるのではないかと聞くと、胃に潰瘍(かいよう)がないタイプの早期胃がんは、小さいものならば内視鏡で治療できるが、大きいものは手術になるとのこと。 「今回はがんが2cmより大きく、潰瘍もあるので手術になります」と説明された。 「手術」と聞いて不安な気持ちが高まり、「あと何年生きられますか」と聞いてしまった。 幸い今回は転移がない。 それを聞いて少し落ち着いて考えられるようになり、手術を受けることにした。 今後の方針としては、腹腔鏡下で胃の出口側3分の2と胃の周りのリンパ節を切除する手術を受けることになった。 治療の経過手術後は定期的に検査を受けているが、再発はしていない。 手術で胃が小さくなっていることもあり、食事はこまめに分けて食べるようにしている。 手術のため1カ月ほど仕事を休んだが、今のところ合併症もなく、退院後は仕事にも復帰。 変わらぬ日々を送っている。 サイト改善に向けた5分程度のアンケート実施中。 回答はから。

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みぞおちの痛みの原因とは?食後か空腹時でも原因は異なる。

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今回の流れ• 普段の生活が原因と考えられる「みぞおちの下の違和感」 みぞおちのあたりに違和感がある時、普段の生活が原因という可能性があります。 みぞおちのあたりは、胃があります。 そのため、最初に考えられるのは ・食べ過ぎ ・飲み過ぎ です。 限度を超えた量の食べ物や飲み物が胃の中に入ってくると、それらを消化するための胃酸が多く分泌されます。 その時の胃酸が胃や十二指腸の粘膜を傷つけてしまうため、みぞおちの下のあたりに痛みが出るようになるのです。 ほかにも ・ニンニク ・唐辛子 のように刺激の強い食べ物を摂りすぎても、同じようにみぞおちの下が痛むことがあります。 この症状がおこる理由も、暴飲暴食の時と同じ理由です。 さらに、食あたりによっても、みぞおちの下のあたりに激しい痛みをおこすことがあります。 この場合、痛みとともに ・下痢 ・嘔吐 といった症状を起こすこともあります。 下痢や嘔吐が続いている時に注意しなければならないのは、脱水症状です。 下痢や嘔吐によって体の中の水分が足りなくなってしまい脱水症状を起こしてしまうと、さらに症状が悪化してしまいます。 ですから、こまめに十分な水分補給を行うことが大切です。 この痛みの時は、早めに病院を受診しましょう! みぞおちの下のあたりの痛みが、強さを増しながら右の下方向へ移動するようであれば、その症状の原因は 虫垂炎(盲腸)の可能性があります。 右下腹部には盲腸があり、その部分に痛みがたどり着くころには、体も動かせないほどの激痛が襲ってきます。 ですので、みぞおちの下のあたりに感じた痛みが、徐々に右下方向に移動している感じがしたら、早めに病院を受診しましょう。 そうですね。 それでは次に、みぞおちの痛みと胃の病気について説明していきますよ。 その痛みの原因は、消化器系の病気かも?対処法は? みぞおちのあたりには、消化に関する器官が集中しています。 そのため、みぞおちの痛みは胃などに関係する病気の可能性があります。 症状が進行すると胃に穴が開いてしまい、最悪の場合死に至るケースもあります。 痛みの特徴は、みぞおち周辺の重苦しい痛みです。 しかも、胃に食べ物が入ることで胃の潰瘍を刺激するため、 食事中から食後の痛みがひどくなります。 対処法としては、禁酒禁煙を心がけ、胃に刺激を与えるコーヒーや刺激物の飲食を避けることが大切です。 市販の胃薬で症状の改善を試みることも一つの方法ですが、吐血・貧血・体重減少などの症状が出た場合には、胃がんなど重大な病気の可能性がありますので、早めに受診をするようにしてください。 お腹が空いている時に強く痛みを感じる場合 空腹時にみぞおちの下に強い痛みを感じる場合は、胃ではなく十二指腸潰瘍の可能性があります。 十二指腸とは、胃と小腸を結ぶ消化器官です。 この器官が傷ついたり腫瘍ができることで、痛みの症状が現れます。 中高年に多い胃潰瘍と違い、 十二指腸潰瘍は10~20代に多く見られる病気です。 十二指腸潰瘍の原因の95%はピロリ菌にあるといわれていますが、残りの5%には、薬やストレスが原因であるといわれています。 薬剤やストレスによって十二指腸の粘膜が弱くなり、そこへ過剰に分泌された胃酸が流れ込んでくるために、十二指腸の粘膜や壁を傷つけ、潰瘍ができるのです。 十二指腸潰瘍の症状の特徴に、 「食事をすると痛みが治まる」という点があります。 こういった症状の場合には、十二指腸潰瘍の可能性が高いですので、早めに病院で治療を受けるようにしましょう。 基本的には、胃をいたわってあげることがこの病気の対処法となりますので、みぞおちの痛みを感じたら、禁酒禁煙を心がけ、胃に優しい食事をとるように心がけるようにしましょう。 胃がんの可能性もある 日本人の死因第2位は、胃がんといわれ、年間約10万人以上がこの病気にかかっています。 胃がんは、早期発見によって100%治ります。 ただし 初期段階で自覚症状がほとんど現れないというのが、胃がんの特徴です。 胃に異常を感じたら早めに受診するように心がけ、異常がない場合でも、定期的に健康診断を受けるようにすることが、胃がんの早期発見には効果があります。 そうです。 ですから、40歳を過ぎたら年に一度は健康診断をうけ、しっかりと体の状態を調べておくことが大切ですよ。 スポンサードリンク それ以外が原因で痛みが起きることはある? みぞおちの下あたりの痛みや違和感の原因が、胆石症にあるという可能性もあります。 胆石症は、字に現れている通り、胆のうや胆管に石が出来る病気です。 胆石症 胆石症は、胆のうや胆管に、資質の消化を助ける胆汁が溜まってしまった結果、胆石が出来ます。 激しいみぞおちの痛みがあり、発熱、吐き気、嘔吐問いいった症状も現れることがあります。 他にも、黄疸によって顔色が黄色になったり、胆汁の流れが悪いために おしっこの色が濃くなったりします。 そして胆石が出来やすい原因の一つが、コレストロールの多い食事。 コレステロールは、体の中に入っても水に溶けない性質なので、一度、胆汁の中に溶け込ませてから体の外に排出させるようにしなければいけません。 ところがコレステロールを過剰に取ってしまうと、胆汁の中の胆汁酸とのバランスが崩れてしまい、その結果、 余ったコレステロールが結晶となって胆石のもとになります。 このような胆石を「コレステロール結石」といいますが、中高年に多く見られる胆石のうち、最も多い病気です。 普段の食事内容を見直し、コレステロール値の低い食事に切り替えることで、この病気の予防になります。 膵炎 膵炎には、 ・急性膵炎 ・慢性膵炎 の2つがあります。 急性膵炎の場合は、命にかかわる重大な症状を引き起こす可能性もあるので、早めに病院に行ってください。 慢性膵炎の場合は、膵臓に繰り返し炎症が起き、症状は徐々に深刻化していきます。 膵炎の原因は、まだはっきりとはしていませんが、 ・胆石 ・アルコールの乱用 が引き金になって症状を起こしていることは分かっています。 症状の特徴は、みぞおちの痛みです。 なかには、背中に突き抜けるほどの痛みで、咳をしたリ動くだけでも痛みを感じるというケースもあります。 胆石が原因で膵炎になった場合は、胆石を取り除くことが症状の対処法となりますが、それ以外の場合は、食事療法と禁酒禁煙が症状改善の対処法になります。 特に、過剰なアルコールが膵炎の大きなリスクといわれていますので、普段からお酒を飲む人は、適量を守ることが一番の対処法となります。

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