マーニー映画。 映画『思い出のマーニー』のあらすじ&ネタバレ考察!マーニーの正体は?声優キャストは誰?

『マーニー』: 映画フェイス

マーニー映画

思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:1【杏奈の性格の理由】 幼い頃に杏奈(声:高月彩良)は両親と祖母を亡くし、その葬儀の最中杏奈の引き取りで揉める親戚を見て、自分は要らない人間なんだと子供ながらに思い、また親戚が誰も引き取らなかった為に施設に入っていた所を今の両親に引き取られたが、その父も亡くなり今は母と二人暮らしをしていた。 その母(声:松嶋菜々子)が役所から児童手当を貰っている事を知り、自分の事はお金を貰えるから育ててくれているのだと勝手に思い込み、引き取ってくれた母の事も信じられずにわざと「おばさん」と呼び他人行儀に振る舞う。 子供の頃の悲しい記憶や喘息の事、母への不信感から杏奈は人を信じる事が出来ずに、誰とも深く付き合おうとせず、またそんな自分の事も許せずに嫌いであった為、表情が無く暗い少女へと育ってしまっていた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:2【喘息の療養で大岩の家へ】 母との不仲もあり医者の進めで、田舎の親戚(大岩)の家で喘息の治療の為に療養をする事になった。 小さな駅に着くと親戚の叔父さんと叔母さんが迎えに来ていた。 「もう、覚えてないよね」と言う叔母さんに「おばさんから聞いてます」と母 頼子 の事を「おばさん」と呼ぶが、叔母さんは何も聞かずに杏奈を受け入れてくれた。 叔母さんは杏奈の母である頼子から全てを聞いており、親子関係が上手く行っていない事も分かっていた。 家に行くまでに丘の上にある棟を見て気になり聞いてみると、それはサイロという動物の飼料などを貯蓄する建物である事が分かったが、また今ではもう使ってないとの事だった。 大岩の家に着き荷物をバッグから出すと、何枚かのハガキと「何か変わった事が在ったら手紙を下さい」と書かれた頼子からの手紙が入っていた。 「頼子は心配性だから書いてやりなさい」と言う叔母さんに言われ、仕方なく当たり障りの無い文章をハガキに書いた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:3【海の向こうの屋敷】 ハガキをポストに入れる為に郵便局へとやって来た杏奈は、地元の人が近づいて来るのを見て逃げる様にその場を離れた。 足を滑らせ丘を転げ落ちると浜辺へと出た、そこで一軒の屋敷を見つけると何故か知っている屋敷の様な気がして気になる。 潮が引いていたので歩いて屋敷まで行く事が出来た。 屋敷の周りを見て回るが草は生え荒れ果て、家の中も何も無く誰も住んでいる様子は無かった。 2階の窓が気になり見上げると、そのまま眠ってしまった。 目を覚ますと浅瀬だった海に潮が満ちて帰る事が出来なくなり途方に暮れていると、無口で無愛想な十一が手漕ぎボートでやって来て杏奈を乗せてくれる。 そのボートに乗りながら屋敷の方を振り返ると、一瞬明かりが点いた様な気がしたがすぐに消えてしまった。 家に帰り屋敷の話をすると、昔は外国人が別荘として使用していたらしく、もうずっと空き家で誰も住んで居ない事を教えてくれた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:4【祭りの夜】 叔母さんの紹介で近所の家の「のぶ子」達と、いやいや祭りに行かされることになった杏奈はそこで願いを書くようにと短冊を渡される。 「毎日が普通に過ごせます様に」と杏奈の書いた短冊を見て、のぶ子が「普通ってなに」と騒ぎ立てる。 また杏奈の目を見て「よく見ると外国人みたいで綺麗」と皆を呼び寄せる。 その無神経さに腹を立てた杏奈は「黙れ、太っちょブタ」と感情のままに叫んでしまう。 我に返った杏奈はその場から走って逃げ出してしまった。 海までやって来ると、鳴きながらこんな自分の事が「大っ嫌い」と大声で叫んだ。 家に帰ろうとすると、一隻のボートがある事に気づき、対岸にある屋敷を目指して漕ぎ始めた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:5【マーニーとの出会い】 途中でオールが動かなくなり屋敷の船着き場に正面から追突する寸前に、中から金髪の少女が出てきて「ロープを投げて」と言った。 杏奈が急いでロープを投げると、船が正面からぶつからない様に上手く誘導してくれた。 その子は杏奈の夢に出てきた、2階の窓辺でおばあさんに髪を梳かれていた少女であった。 空き家のはずの屋敷には電気が点いており、中からマーニーの母が出て来た為、木の陰に隠れた。 すると少女が杏奈の為にボートを置いておいたと言い、またこの事は誰にも言わないで二人の秘密にしようと言う。 次の日も海へ行くと少女がボートで迎えに来ていて、これからピクニックをしようと杏奈をボートに乗せた。 杏奈が「名前を知らない」と言うと少女は「知っているかと思った、マーニーよ」と名乗った。 二人は小さな小屋の前に辿り着くと、「杏奈の事をもっと知りたい、でも少しずつ知りたいから一晩に3つずつ質問をし合おう」と提案する。 お互いに3つずつ質問をし合ったが、最後の質問でマーニー(声:有村架純)と杏奈は不思議な体験をする。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:6【屋敷のパーティー】 質問も終わり帰ろうとすると、突然マーニーが自分の家のパーティーに杏奈を誘った。 無理だと答える杏奈に「面白いアイデアがある」と言うと、杏奈の髪に自分の髪に刺さっていた花の飾りを付けた。 屋敷では盛大なパーティーが開かれており、大勢の人々が集まっていた。 外で待っていたアンなの元へ、ピンクのドレスに着替えたマーニーがやって来て、ばあやのショールを杏奈に被せると屋敷の中へと招き入れた。 ばあやに見つかり「その人は誰ですか?私のショールを着けて」と怒って追いかけてくる。 二階のマーニーの部屋へとやって来た二人は、ばあやに布団を被せその隙に逃げ出す、落ちていた部屋の鍵を見つけばあやを部屋へと閉じ込めた。 マーニーの父が「可愛い花売り娘が来ています」と杏奈の事を紹介した、すると拍手が沸き起こりマーニーの母が「その花を貰えるかしら」と言うと「誰か花代を払ってくれないかしら」と皆に言った。 すると客人達が杏奈の周りに集まりお金を大量のお金を出す。 その輪の中から逃げ出し暖炉の前に居ると、人混みの奥にマーニーが差出した手を一人の男性がキスをしダンスを踊る様子が見えた。 杏奈は渡されたお酒を飲んで気を失ってしまった、気が付くとテラスで寝かされていて、そこへマーニーがやって来た。 杏奈は少し怒った様子で「一緒に踊っていたのは誰?」と聞くと、「和彦?幼馴染よ」と言った。 不機嫌な杏奈をマーニーがエスコートし踊り始めるが、ダンスに慣れていない杏奈はよろめいてしまう。 笑い出すマーニーにつられ杏奈も笑い出す、心から笑う杏奈を抱きしめると「また私を見つけてね」と意味深な事を言うのだ。 一台の車が郵便局の前で倒れている杏奈を見つけ、大岩の家まで送り届けてくれた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:7【おばさんの事】 朝目を覚ますと杏奈は元気に朝食を食べ、失くした片一方の靴を探しに行くと浜辺の木の上に靴が置いてあり、マーニーの仕業だと思い屋敷に行ってみるが、屋敷は蛻の殻だった。 帰って来た杏奈は叔母さんと収穫したトマトを器用に包丁で切っていると、叔母さんが頼子の話を始める。 「あなたの所に行けると分かった時は、それは喜んで会えなかった5年を埋めるんだって言ってた。 杏奈ちゃんが包丁を上手に使えるのはそのせいね」と叔母さんが言った。 心配性の頼子は事ある事に大岩の家に電話をしてきては、メソメソ泣いていたという事も教えてくれた。 そして頼子から杏奈の写真が沢山送られてきてるから、見せてあげると言うが杏奈は浮かない顔をする。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:8【会えない日々】 写真を見ながら寝てしまった杏奈は、目を覚ますと胸に抱いていたスケッチブックに描かれた少女を見て「マーニー?」と口に出して言った。 すると頭の中で「私の事、探してね」と言ったマーニーの言葉が頭に浮かび、ハッと時計を見ると5時を過ぎていた。 急いで海へと行くと潮が満ちていて、マーニーの姿は何処にもなかった。 マーニーの事を忘れるなんてと落ち込む杏奈は、ボートを漕いで屋敷に行ってみるがやはり屋敷は蛻の殻だった。 それから1週間もの間マーニーに会えないでいた杏奈は、丘の上で屋敷の方を見ながら絵を描いていた。 此処へ来て2日目にこの丘で絵を描いていた女性が、「此処いいかしら?」と隣へやって来た。 杏奈の絵を見て「その子、私の知っている子に似ている、とてもいい子だった」とマーニーの似顔絵を見て言った。 杏奈が「そう良い子、でも1週間も会ってない。 私が忘れたから怒っているのかな」と言うと、女性は「ちゃんと話せば、友達なら大丈夫」と励ましてくれた。 女性が「ちょっと見て貰える」と、自分の書いている絵を杏奈に見せる。 そこにはマーニーの屋敷が描かれており「あの屋敷の事が好きなの、でも早く描き上げないと人が入るみたいよ、改修工事も進んでる」と女性が言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:9【家の工事と少女との出会い】 驚いた杏奈はマーニーの屋敷に行ってみると、確かに工事の人が来ていて修理が進んでいた。 杏奈が2階の窓を見上げると、眼鏡をかけた知らない少女が窓を開けたので慌ててその場を立ち去ろうとする杏奈に、少女が「あなたマーニー?」と尋ねる。 杏奈は驚いた様子で少女の方を振り返る、少女は屋敷の表側に案内してくれ玄関から中へと入れてくれた。 中に入ると修理はまだ進んでおらず、杏奈が見たままの姿をとどめていた。 少女が自分の部屋だと通してくれたのは、マーニーの部屋だった。 すると少女が杏奈に「前はあなたの部屋だったんでしょ?あなたいつもあそこから、私の部屋を見ているじゃない」と杏奈を窓際まで連れて行くのだ。 杏奈は「この屋敷が好きなだけ」と、とっさに嘘をつくと「嘘、さっきマーニーって呼んだらあなた驚いたじゃない」と、少女に確信を着かれてしまった。 観念した杏奈は「どうしてマーニーを知っているの」と聞き返すと、少女は引き出しから一冊の日記を出してきて杏奈に渡す。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:10【マーニーの日記】 その日記はマーニーの物で、日記には杏奈と過ごした日々の事が書かれていたが、「杏奈」という名前は何処にも書かれていなかったのだ。 そして最後に書かれた日記には「夕べのパーティーの事で、ばあやが怒り部屋に閉じ込められてしまったから、しばらくはボート乗りは出来ない」と記されていた。 日記はそこまで書かれて、その後のページはまるで誰かに破られたように無くなっていた。 杏奈の事をまだマーニーだと疑って止まない少女に杏奈は、「マーニーは私が作り上げた空想の中の女の子、でもこれはマーニーの日記だわ、まるで本当にここに住んで居たみたい」と杏奈ですら現実とも空想ともつかないといった感じがしていた。 それを聞いて少女はガッカリする、何故ならマーニーが日記を取りにやって来たのだと思っていたからである。 すると杏奈は自分は札幌から療養の為に此処へやって来た事を説明すると、少女は自分は東京から引っ越しして来た「彩香」だと名乗った。 納得のいかない彩香は杏奈に「空想の世界の女の子と日記の女の子の名前が一緒なのはどうして?きっと、マーニーは居るのよ。 探してみる」と言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:11【夢の中のマーニー】 その夜、夢の中にマーニーが出てきて杏奈が描いていたマーニーの似顔絵を見て、「自分の絵を描いてもらったのは初めて」と喜ぶ。 杏奈は突然現れたマーニーを、やっと会えたと抱きしめる。 杏奈がマーニーに「今度は私の部屋に来て」と手を取るが、マーニーは屋敷からは離れられないと言う。 すると杏奈はマーニーの好きな所へ行くと言い、マーニーの後へと着いて行った。 キノコ狩りを楽しむマーニーは自分の家族の事を楽し気に話し出す、そんなマーニーを見て「あなたは恵まれた人、あなたなら良かった」と自分の家庭環境を僻む様に杏奈が言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:12【杏奈の気持ち】 「私、貰われっ子なの」と、杏奈は自分の事を話し始めた。 本当の両親は子供の時に事故で亡くなった事や育ててくれた祖母も亡くなった事を話した。 「わざと死んだんじゃないって分かってるけど、許せないの私を一人ぼっちにした事」と涙を流しながら怒って言った。 そんな杏奈を見て「あなたは幸せだと思う。 貰い子でもその時引き取ってくれた両親こそ本当に親切な人なんじゃない」と言うマーニーに自分が傷ついた原因でもある事を話しだすのだ。 それは引き取ってくれた両親が、役所から自分を育てる為にお金を貰っていた事を知ってしまったと言う事だった。 「あの人達は私のおかげでお金を貰っている。 その事を隠していつも私にバレるんじゃないかと心配そうな顔をしている」と言うと「こんな事を気にしている自分が嫌いだし、誰も信じられない」と自分を責める。 そんな杏奈にマーニーは「お金を貰っている事と、あなたを思っている気持ちは別よ」と慰める言葉を掛けるが、今まで傷ついてきた分マーニーの話に聞く耳を持とうとはしなかった。 頑なな杏奈を抱きしめ「泣いていいのよ」とマーニーは優しく言うと「あなたを愛しているわ、今までのどんな子よりもあなたが好き」と愛おしむ様に言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:13【マーニーの話】 今度はマーニーの事を聞かせてと言うと「パパとキノコ狩りをしたはずっと昔の話、ママは大抵は旅行をしている」と言うとマーニーは崖から一歩歩み出し落ちて行った。 慌てて杏奈が駆け寄るとマーニーは崖下の浅瀬を歩いていた。 そして父は仕事で年に2回しか帰って来ない事や、普段屋敷に居るのはばあやと双子の家政婦のねいや達と自分だけだという事、両親が帰って来た時は盛大にパーティーを開き沢山の人が集まり、新しいドレスを着て踊るのその時だけは自分は世界一恵まれた子だと思ったと少し淋しげに言った。 そしてお手伝いのばあやや、ねいや達にされていた仕打ちを話す。 ねいや達にサイロに連れて行かれた酷い話を聞く、本気で怒る杏奈であった。 まさか幸せそうなマーニーがそんな目に合っているとは思わなかった杏奈に、マーニーは「私はあなたなら良かった」と言い今度は立場が逆になってしまった。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:14【サイロに行く】 サイロの話を聞き怖い所ではない事を証明しようと、杏奈はマーニーを連れてサイロに行く事にした。 マーニーが誰だって構わない、杏奈はただマーニーを苦しみから助けたいという一心だった。 しかしマーニーの事を心配する杏奈「あなたと一緒なら大丈夫、和彦」と「和彦」の名前を口にする。 それを聞いて杏奈は足を止めるが、マーニーは先に登っていってしまうのだ。 そこへ彩香が通りかかり、杏奈に「日記の切れ端を見つけたの」と言うが、先に登って行ってしまったマーニーが気になり、「また今度」と彩香に告げ杏奈は坂を上り始める、彩香はがっかりして「大発見なのにな」とボソッと言った。 サイロに着くと扉が開いており、中へと入りマーニーを探すと上の方に居るマーニーを見つけた。 マーニーは見た事のないコートを羽織り、隅っこで蹲っていた。 杏奈が近づくと「和彦」と言って杏奈にしがみついてきた、「しっかりして、杏奈よ」とマーニーの目を見て伝えると、マーニーは瘴気に戻り杏奈の事を思い出す。 コートを掛け直すと二人は眠ってしまった。 夢の中で杏奈はマーニーが迎えに来た和彦と、サイロから出て行く様子を見ていた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:15【消えたマーニー】 杏奈が目を覚ますとマーニーは本当に居なくなっていた、マーニーを探しにサイロから飛び出すと雨の中を走り出した。 杏奈は置いて行かれた事に「あなたまでも、私を置いて行ってしまった」と自分が子供の頃に一人ぼっちにされた事と重ねる様に言いながらも走り続けたが、木の根に足を取られ転んでしまうとそのまま動けなくなった。 その頃彩香は家でマーニーの日記の切れ端を呼んでいた、和彦の事やサイロの事が書いてあり、サイロに向かって歩いていた杏奈の事が心配になり、兄を連れサイロへと向かったのだ。 そこで雨に打たれて倒れている杏奈を見つけると、急いで大岩の家まで運んだ。 杏奈は高熱を出しうなされていた、夢の中で杏奈は「私に黙って帰るなんて酷い、絶対に許せない」と怒りながら屋敷に向かい歩いていた。 屋敷の前まで来ると2階の窓にマーニーが居て、開かない窓を壊し杏奈に向かって「私の大好きな杏奈」と叫んだ。 しかし杏奈は「どうして私を裏切って置いて行ったの」と言うと、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と言った。 どう言う事か訳が分からない杏奈に、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈私を許すと言って」と言う。 杏奈は全てを悟った様に「もちろん許す、あなたが好きよ、永遠に忘れない」と言うと、マーニーは微笑みながら消えていった。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:16【久子の話】 サイロの事をまったく覚えていない杏奈に、彩香は日記の切れ端と一緒に見つけたという絵を見せてくれた。 絵の裏には「to Marnie from Hisako」と文字が書かれていた、久子(声:黒木瞳)とは丘の上で屋敷の絵を描いていた女性だった。 久子の元へ行き日記を見せマーニーの事を教えて欲しいと頼むと、「辛い話になるわよ」と久子が言ったが、構わず杏奈は話を聞く事にした。 「もう随分昔の事二人共まだ小さかった、よくあの屋敷に遊びに行ったわ」と遠い目をしてゆっくりと話し出した。 マーニーがパーティーの事や、両親の事をいつも自慢げに話していた事や、実際は放ったらかしにされていた事、またお手伝いさん達に苛められていた事を話した。 その後は札幌に移り住んで幼馴染の和彦と結婚し2年後に絵美里という女の子が生まれた事で、ようやく暖かい家庭を手に入れマーニーは幸せそうだったらしいが、和彦が病気で亡くなり何年かしマーニーも和彦が亡くなったショックで体を壊しサナトリウムに入った事を教えてくれた。 彩香が「絵美里ちゃんは、どうなったの?」と聞くと「預ける人が居なくて小学校に上がると時全寮制の学校に入れさせられ、14歳になり戻って来た時には別人の様にわがままで独立心が強くなっていたそうよ」と言った。 病気だったとはいえ自分を遠くにやったマーニーの事を恨んでいた事、打解ける間も無くお腹に赤ちゃんが居た絵美里は家を出て男の人の元へ行ってしまった事、その後絵美里夫妻は自動車事故に遭い残された子供はマーニーが引き取った事、マーニーは絵美里が残してくれた子にだけは寂しい思いをさせまいと一生懸命育てていた事、しかし絵美里が亡くなったショックもあり、次の年マーニーも病気で亡くなった事、それは今からもう10年前の事だと話してくれた。 「マーニーはあの家が好きだった。 彼女は寂しかったけれど前を見つめ笑顔で懸命に生きようとしていた。 あなたもマーニーに会ったのね」と久子は杏奈に言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:17【全ての謎が解ける】 頼子は杏奈が居ない間、古いアルバムから一枚の懐かしい写真を見つけていた。 それは杏奈が頼子の家に来た時に、握りしめていた写真で施設の人が「杏奈のおばあ様の物」だと言っていたと教えてくれた。 写真を見て杏奈は驚く、それは白黒で撮られたあの屋敷の写真だったからだ。 写真の裏を見てもっと驚く、そこには「私の大好きな家 マーニー」と書かれていたからだ。 杏奈はマーニーの実の孫だった。 杏奈がいつもつけているブルーの髪留めは、祖母であるマーニーが自分に付けてくれた物だった。 マーニーは自分の話やいろんな事を乗り越えて来た、「だから杏奈も」と言ってつけてくれた髪飾りだった。 思い出のマーニー:結末【母との和解】 すっかり元気に明るくなった杏奈に、少し躊躇いながら毎月自治体からお金を貰っていた事を話した。 杏奈にこの事を話すか話すまいか迷っていた事を告げると「どうであれ、杏奈を思う気持ちは変わらない」と頼子が言った。 杏奈は「知ってた」と言うと、頼子が自分の口から話してくれた事が嬉しいと素直に気持ちを打ち明けた。 帰る前に久子の元を訪ねると、晴れやかな表情の杏奈に「何だかとってもいい事が合ったみたいね」と言った。 隣に来た頼子が久子にお辞儀すると、「母です」と杏奈は今まで「おばさん」とよそよそしく呼んでいた頼子を紹介した。 頼子は驚きながらも嬉しくて涙が溢れる。 久子に「手紙書きます、素敵なお知らせがあるので」と約束する。 車に乗り駅へと向かう杏奈を、ボートから見送る彩香と十一、杏奈も元気に手を振る。 その向こうにマーニーの屋敷が見え、素敵な体験をした夏休みを見送る様にいつまでも眺めていた。 以上、映画 思い出のマーニーのあらすじと結末でした。 思い出のマーニー:声優 杏奈の声:高月彩良、マーニーの声:有村架純、佐々木頼子の声:松嶋菜々子、大岩清正の声:寺島進、大岩セツの声:根岸季衣、老婦人(晩年のマーニー)の声:森山良子、ばあやの声:吉行和子、久子の声:黒木瞳、彩香の声:杉咲花、山下医師の声:大泉洋、十一の声:安田顕 思い出のマーニー:レビュー・感想 「借りぐらしのアリエッティ」でデビューした米林宏昌監督による第二作。 前作では脚本に宮崎駿が携わっていたが、今回「思い出のマーニー」は米林本人が脚本に参画しており、「宮崎・高畑」が全くかかわらない初めてのジブリ作品というフレコミである。 喘息の療養のため、海辺の小村でひと夏を暮らすこととなった杏奈は、入り江の向こう側の奥深くに、どこか懐かしい謎めいた洋館があるのを見つける。 そこには、マーニーと名乗る金髪の少女が暮らしていた。 孤独な心を抱えた二人の少女による、現実とも幻想ともつかない不思議な交流が始まる。 「思い出のマーニー」の原作は同名のイギリスの児童文学の古典で、岩波少年文庫に収録されている。 ジブリの仕掛人・鈴木敏夫から、「思い出のマーニー」の映画化を勧められたとき、米林は、原作を文学作品として感動したものの、映画にするのは難しそうと感じたという。 アニメーションとして描くには、会話と、その微妙な変化で進む物語を描くことが困難なのだ。 こっそり洋館を訪れた杏奈が、初めてマーニーと向き合い、言葉を交わした夜、入り江が満潮になって帰れなくなった杏奈を、マーニーは手漕ぎボートで村まで送り届ける。 やさしく包み込むように静かな海面を進む小さなボート。 月の光に浮かび上がった二人の少女の妖しく、かつ美しいこと。 と、ここまで書いて、おそらくは原作そのままであろう舞台のしつらえが、あからさまなまでに「女性的」であることに気付く。 マーニーの洋館が「湿っ地屋敷」と名付けられているのだから、なおさらだ。 そして、物語の後半、二人の少女が秘密の交流を続けた湿地帯の入江を離れ、マーニーのトラウマとなっていた丘の上のサイロを勇気を出して訪れたとなると、もはやサイロは屹立する男性器の象徴としか見えなくなってしまう。 サイロを訪れた少女たちに、天は突然に表情を変え、激しい雨を浴びせかけたのも象徴的だ。 かくして、杏奈は、秘密の存在であった「大好きなマーニー」を失う。 もしくは、マーニーを思い出の中に返していくことで他者(あるいは、異性)とも暮らしていくことができるようになった自分を見つける。 もう、杏奈は、都会でも暮らすことができるようになっているはずだ。 などという飛び道具な感想になってしまったのは、パンフレットに寄せられた三浦しをんの<「いま」を生きるすべてのひとに>があまりにも的確すぎて、それ以上付け加える言葉が見いだせなくなくったのだ。 最後に、三浦しをんの一文を引用して締めくくりたい。 映画「思い出のマーニー」は、「大人を慰撫し、郷愁へ誘う作品」では断じてなく「子どもと、かつて子どもだったすべてのひとに、「きみは一人じゃないよ」と囁きかける作品」ではないかと思う。

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マーニー

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思い出のマーニー 2014年に公開された『思い出のマーニー』は、スタジオジブリによる映画作品です。 主人公の少女杏奈が、マーニーと不思議な日々過ごすうちに心を開いていく姿が描かれています。 イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品(When Marnie Was There)が原作となっています。 米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督は、『借りぐらしのアリエッティ 2010 』に続く2作目として『思い出のマーニー 2014 』を制作しました。 キャッチコピーは3つあり、それぞれポスターなどに使用されています。 「この世には目に見えない魔法の輪がある。 」 「あなたのことが大すき。 」 「あの入江で、わたしはあなたを待っている。 声優に有名な俳優陣を起用するなど、キャストにも注目が集まりました。 杏奈(あんな):高月彩良 久子 マーニーの屋敷の絵を描いている、中高年の久子。 マーニーの過去を知っている重要人物。 声優には女優の黒木瞳(くろきひとみ)さんが起用されている。 十一(といち) 屋敷への入江でボートを漕ぐ老人。 滅多に口を聞かず、作中では最後の最後に一言だけ、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話しだ」というセリフがある。 彩香(さやか) 東京からマーニーの屋敷に引っ越してきた赤いメガネの少女。 マーニーの日記を見つけ、杏奈とともに謎を解くためマーニーについて調べている。 和彦(かずひこ) マーニーの幼馴染である少年。 のちにマーニーと結婚することになる。 思い出のマーニー:あらすじ 続いて、思い出のマーニーのあらすじについて紹介します。 自分のことが嫌いな杏奈は、学校でも浮いた存在で、友達もあまりいません。 病気がちで、たびたび喘息の発作を起こしてしまいます。 医者の勧めで、夏の間は空気のいい田舎で療養することに。 養母の頼子は心配性で、杏奈が笑わなくなったのは自分のせいだと思っています。 札幌から親戚である大岩夫妻の家にやってきた杏奈。 家に向かう車で、丘の上に「サイロ」という建物を発見します。 おじさんによるとサイロは家畜の餌を貯蔵するための場所で、いまは使われていないため子供たちの肝試しスポットになっているとのこと。 湿地を歩いて屋敷へ行くと、なんだか見覚えがあるような気がします。 気になった杏奈は中を探検し、しばらくしてからうちに帰ろうと外に出ました。 しかし、潮が満ちてしまい帰りの道がなくなっているのです。 困っていると無口な老人、十一(といち)がボートで現れ、対岸まで杏奈を運んでくれます。 その途中でボートから屋敷を見ると、誰もいないはずの屋敷に明かりが灯っているのが見えました。 家に帰っておじさんとおばさんに屋敷について訪ねると、以前は外国人が別荘として使っていたが、今は誰も住んでいないといいます。 おじさんは「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれるあの屋敷には、幽霊が出るから行かないほうがいいと杏奈を脅かしました。 しかし、すぐに部屋のベッドで目を覚まします。 翌日、杏奈は湿地を訪れスケッチをしていました。 すると再び入江に足を踏み入れ、あの少女が屋敷の中で髪をとかされているのを再び目にするのです。 しかし今度も、目を覚ますといつの間にか部屋のベッドにいます。 短冊に、普通に過ごせますようにと書いた杏奈を、信子(のぶこ)は不思議がります。 瞳の色がブルーがかっていると興味を持たれ、放っておいてほしい杏奈は信子(のぶこ)に「太っちょ豚」と言い放ち喧嘩をしてしまいます。 祭りを抜け出した杏奈は浴衣のままボートに乗り込み、屋敷へと向かいます。 そこへあの金髪の少女が現れ、「こっちにロープを投げて!」と言って助けます。 金髪の少女はマーニーと名乗り、杏奈と友達になります。 帰り際にマーニーは「あなたは私の大事な秘密」「私たちのことは秘密だよ、永久に」と、自分のことを誰にも言わないように杏奈に伝えるのでした。 入江の奥に行こうというマーニーの提案で、2人はボートに乗り込みます。 マーニーにボートの漕ぎ方を教わりながら、仲を深める2人。 入江に着くと、マーニーは一晩に3つずつ質問をし合おうと言います。 家族のことや田舎に来た理由などを話しますが、「おばさんってだれ?」と質問されると急に言葉に詰まる杏奈。 なぜかおじさんとおばさんのことが思い出せません。 杏奈が記憶を辿って目を覚ますと、入江にひとり取り残されていました。 必死でマーニーを探すと、彼女は遠くからランプを持って駆け寄ってきます。 この時すでに夜になっていて、マーニーは杏奈が急にいなくなったのだといいます。 ばあやに見つかってしまい、もう寝る時間だと叱られますが、マーニーは自分の部屋にばあやを閉じ込めパーティーに参加します。 花売り娘として屋敷に入った杏奈は、なかでたくさんの人が豪華なパーティーをしているのを見ます。 マーニーが少年と楽しそうにダンスをしているのを見て、複雑な心境の杏奈。 あの男の子は誰かと尋ねるとマーニーは、幼馴染の和彦(かずひこ)だと言います。 マーニーは杏奈をダンスに誘い、二人は屋敷の庭で楽しそうに踊るのでした。 その夜、杏奈は道端で倒れているところを発見され、家に運ばれます。 服は汚れ、靴は片方なくしてしまっていました。 その後、杏奈はマーニーを思い出せなくなり、1週間ほど会えない日々が続きました。 屋敷に向かうと、東京から越してきた彩香(さやか)が窓から声をかけます。 「あなた、マーニーでしょ?」 彩香は屋敷でマーニーの日記を見つけ、いつも屋敷を見にきている杏奈こそが日記の持ち主だと思い込んでいました。 日記を見ると、パジャマのままボートで入江に行ったことや、パーティーで花売りの少女と踊ったことなど、杏奈も知っているマーニーの姿がありました。 杏奈は彩香に、マーニーは自分の空想だといいます。 彩香は、マーニーはきっといるとまだ信じています。 その後、杏奈がスケッチをしていると、屋敷の絵を描きに来た久子が現れ、杏奈の絵を見てマーニーが自分の知っている女の子に似ていると言います。 久々の再会を喜んだ杏奈は、マーニーに自分の部屋に来るように言いますが、マーニーは屋敷のそばを離れられないと言い、2人はマーニーの好きなところへ行くことに。 杏奈はうまくいっていない養母との関係のことをマーニーに話します。 役所からお金を受け取って自分を育てていることを打ち明けますが、マーニーはそれでもおばさまはあなたを愛しているはずだと言います。 一方、マーニーは両親になかなか会えないことや、ばあやとねえやたちにきつく当たられていることを話します。 また、マーニーは小さい頃、双子のねえやたちに意地悪でサイロに連れて行かれそうになったトラウマを語ります。 サイロに近づくにつれマーニーは、なぜか幼馴染の和彦に話しかけるように杏奈と接します。 そこへ彩香が通りかかり、破られた日記の続きを見つけたと言います。 彩香と話し終わると、マーニーは消えていました。 一人でサイロに向かった杏奈は、気味の悪いサイロの中でマーニーを見つけます。 一人泣いていたマーニーは、杏奈を和彦と思い込んでいます。 気がつくと杏奈は一人きりで、マーニーはその場からいなくなっていました。 日記の続きを読んでサイロについて知った彩香が、夜中にサイロへの道で倒れている杏奈を見つけます。 朦朧とする意識の中で杏奈は、マーニーが自分を置き去りにしたことを責めました。 夢の中で杏奈は屋敷へマーニーに会いに行きます。 マーニーが自分を置き去りにしたことを責めると、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と意味深なことを言います。 そして、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈私を許すと言って」と言います。 屋敷が描かれた絵には、「to Marnie from Hisako(マーニーへ、久子より)」と久子のサインが入っていました。 マーニーについて教えてほしいと久子の元を訪ねる杏奈と彩香。 悲しいお話になるけれど、と久子がマーニーについて語り始めます。 久子とマーニーは、かつて幼馴染でした。 久子はマーニーがパーティーのことを楽しそうに話すのを聞きながらも、両親から放って置かれていることやばあやたちにきつく当たられていることを知っていました。 マーニーは和彦と結婚し、札幌に引っ越して娘の絵美里(えみり)を設けます。 しかし、その後すぐに和彦が病気で亡くなり、マーニーもショックから病気がちになりました。 サナトリウム(療養所)に入ることになったマーニーは、仕方なく絵美里を全寮制の小学校に入れます。 13歳になって帰ってきた絵美里は、マーニーに反抗し、家出をして娘をもうけました。 しかし、絵美里とその夫は事故に遭い、残された子供をマーニーが育てることに。 マーニーもその後すぐに亡くなり、身寄りのない子供は養子に出されました。 あなたもマーニーに会ったのね、と久子は嬉しそうに笑いました。 十一(といち)のボートで杏奈と彩香がマーニーの話をしていると、「マーニー、青い窓の向こうに閉じ込められた少女。 遠い昔の話しだ」と十一が言います。 どうやら十一も、昔のマーニーを知っていたようです。 そこへ、頼子がタクシーで入江を通りかかり声をかけます。 杏奈は元気に答え、その様子に頼子も安心しました。 家に着くと頼子は、1枚に写真を杏奈に渡します。 それはあの屋敷の古い写真で、裏には「私の大好きな家 マーニー」と書かれていました。 その写真は幼い杏奈がもらわれてきたときに握りしめていたもので、杏奈の祖母のものだと言います。 マーニーは、杏奈の血の繋がったおばあちゃんだったのです。 頼子は役所からお金をもらっていることを話し、お金があろうとなかろうと、杏奈を大切に想う気持ちには変わりないと言います。 2人はやっと心のつながりを得て親子になったようでした。 おじさんおばさんや信子にあいさつをして、最後に久子のところに立ち寄ります。 杏奈は久子に、「母です」と頼子を紹介します。 また絵を描く約束をして、明るくなった杏奈は札幌へと帰るのでした。 久子や十一の話や写真からも、マーニーは杏奈のおばあちゃんであることが明らかになっています。 杏奈と同い年くらいの少女としてのマーニーは、杏奈が幼い頃に持っていた人形のイメージと似ています。 幼い頃持っていた人形と、幼い頃に聞いた祖母の話がリンクして、マーニーが出来上がったのでしょう。 途中で杏奈を和彦と呼ぶシーンも、祖母が和彦との思い出を語ったからそう再生されたのです。 マーニーが屋敷のそばを離れられないことも、行ったことのない場所に思い出話がないことを考えると納得です。 まず、杏奈が夢を見ているのかもしれないということ。 初めて金髪の少女を見たときや、サイロから戻りマーニーを責めるシーンでは、杏奈は部屋のベッドの中にいます。 一方で、靴をなくして倒れていたり、サイロの近くで彩香に声をかけられたときは、杏奈の身体は明らかにその場所にいます。 マーニーと会う場所は夢の中や入り江など様々ですが、空想(夢)と現実を同時に存在させることはできませんでした。 おじさんおばんさんのことが思い出せなくなったり、マーニーが突然消えたりしてしまうのです。 これは、当時マーニーがサイロに行って和彦が迎えにきて帰ったとき、杏奈はその場所にいなかったということを示しています。 また、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈、私を許すと言って」といった時の「許す」にも2つの意味があるとされています。 1つめは、サイロで杏奈を置いていってしまったこと。 そしてもう1つは、幼い杏奈を遺して祖母であるマーニーが死んでしまったことです。 杏奈の瞳はブルーがかっていましたが、マーニーも、ブロンドの髪に青い瞳を持つ少女です。 また、夫である和彦や娘の絵美里をなくしたマーニーの姿は、両親と祖母がいない孤独な杏奈とつながります。 頼子からもらった色鉛筆を使おうとはしなかったのです。 しかし、田舎で一夏を過ごし、頼子との関係も良好になったラストでは、マーニーの絵に色がついています。 杏奈の絵からも、彼女の変化がうかがえます。 思い出のマーニー:他のジブリ映画とのリンク 思い出のマーニーのワンシーン 『思い出のマーニー』には、他のジブリ映画のワンシーンを思い出させるようなシーンがいくつかあります。 まず、田舎に来た杏奈を乗せ、おじさんとおばさん家に向かう車。 車にはいろんなものがたくさん積まれていて、車の揺れに合わせて跳ねたり崩れたりします。 大ヒット映画『千と千尋の神隠し』で千尋の家族が引越しをする最初のシーンに似ていませんか? マーニーの家のパーティーで、花をさしだす杏奈の「ん!」というシーンも、カオナシ(千と千尋の神隠し)やカンタ(となりのトトロ)で見たことがあるような態度です。 また、靴を片方なくすというのも、『となりのトトロ』でメイを探しているときに田んぼから片方女の子の靴が出てきたのを思い出させます。 そして、屋敷の絵を描く久子の姿は、『風立ちぬ』の里見菜穂子にも似ているように思います。

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ニコ・ミューリー《マーニー》

マーニー映画

思い出のマーニーの原作と映画のあらすじ 思い出のマーニーは原作と映画ではあらすじに違いはあるのでしょうか。 あるのであればどのように違うのかを知りたいですよね。 それでは早速みていきましょう。 思い出のマーニー原作のあらすじ ありがとう日テレ、ありがとう金曜ロードショー。 今回も泣かせてもらいました。 「思い出のマーニー」は心理学者の故、河合隼雄さんが岩波少年文庫の原作小説を絶賛レコメンドしていたことも思い出して、本当にあったかい涙です。 — テマエガワ temaekkawa 思い出のマーニーの原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品です。 なので読まれた方もいらっしゃるかと思います。 内気で友達ができないアンナは、自分が目に見えない「魔法の輪」の外側にいるのだと感じており、育ってくれている養母の愛も疑問に感じていており、喘息を患い、療養のため海辺の街で過ごすことになる。 村を訪れたアンナは入り江湖畔にある湿地屋敷と言われる無人の屋敷を発見し、「これこそずっと自分が探していたものだ」と感じる。 その屋敷でずっと長く住むというマーニーという少女に会い、話していくうちに打ち解け、「マーニーは自分のような子」とアンナは感じる。 マーニーは小さい頃風車小屋に閉じ込められそうになったことで、風車小屋を恐れていた。 ある日、アンナとマーニーとともに風車小屋で行き、マーニーは風車小屋を克服するために二階に登るが、怖くなり降りられなくなる。 風雨で更に恐怖を感じたマーニーはその場を動くことができず日が暮れてしまう。 疲れ果てた二人はその場で寝てしまうが、アンナが気づくとそこにマーニーはおらず、親友と思っていたマーニーに裏切られたと思い、怒り、悲しんだ。 湿地屋敷に向かうと窓の中にいるマーニーを見つけるが、突然別れを告げられる。 マーニーがアンナが大好きで、置き去りするつもりはなかっと告げると、アンナは許し、自分も大好きだったと叫び返す。 その後、アンナは湿地屋敷に引っ越してきた少女と出逢い、その少女がマーニーと書かれた日記を発見したことを知る。 その日記は50年以上も前に書かれた日記であった。 湿地屋敷を知っている老婦人のことを知り、アンナたちは湿地屋敷に住んでいたというマーニーの過去を話しを聞くと、その話と昔、養母から聞かされていたアンナの幼少期のころと一致するのであった。 それではジブリアニメの映画「思い出のマーニー」のあらすじをみていきましょう。 札幌に住む12歳の杏奈。 幼い頃に両親を交通事故で亡くし、祖母も病気で亡くしたことで、養母の頼子に育てられていた。 喘息を患ったことで、夏休みの間、療養のため、海辺の田舎町にいる頼子の親戚の家にいくことに。 そこで、杏奈はぽつりと立つ美しい屋敷「湿地屋敷」を発見する。 この湿地屋敷を知ってる感じがすると思った杏奈は、その後、何度も夢の中で屋敷を訪れ、金髪の青い目の少女(マーニー)を発見する。 杏奈はマーニーと仲良くなり、親友と思うようになるが、マーニーは突然、杏奈の前から姿を消す。 その後、湿地屋敷に引っ越してきた少女・彩香からマーニーと書かれた日記を見せられ、自分が体験したマーニーとの思い出が記された日記をみた杏奈はマーニーは自分が想像で作り上げた友達だと思うようになる。 再び、マーニーと会った杏奈はマーニーがトラウマとなっているサイロを克服するため、、嵐の中サイロを訪れるが、疲れ果て二人は寝てしまう。 杏奈は発熱を起こして倒れていたところを彩香たちに助けられ、うなされながら夢の中でマーニーから別れを告げられ、許しをもとめられる。 杏奈は大好きなマーニーを許し、永遠にマーニーのこと、一緒に過ごしたことを忘れないと約束するとマーニーは微笑みながら消えていくのであった。 マーニーの昔を知るという老婦人からマーニーの生涯の話を聞く。 その話を聞き終えたあと、老婦人から「あなたもマーニーに会ったのね」と言われる。 杏奈を迎えにきた頼子から、養育費の話を聞き、許した杏奈は、杏奈が幼い頃大切にしていたという湿地屋敷の写真を受け取る。 その写真の裏には私の大好きな家 マーニー」と書かれていたことから、マーニーが自分の実祖母だということを知るのであった。 思い出のマーニーの原作と映画の違い 思い出のマーニーの原作と映画のあらすじをみてすでにお気づきかもしれませんが、意外と違いがあります。 ここではその違いを紹介していきます。 登場人物の名前が違う 思い出のマーニーの原作と映画ではマーニーは同じものの他の登場人物が役柄は同じようでも、名前が違っています。 それでは東京キャラクターの名前を原作と映画でいきましょう。 原作 映画 アンナ 佐々木杏奈 マーニー マーニー ナンシープレストン(アンナの養母) 佐々木頼子(アンナの養母) スーザン・ペグ(アンナを療養地であずかる) 大岩 セツ サム・ペグ(スーザンの夫) 大岩 清正 ワンタメニー・ウェスト(アンナを増水から助ける) 十一 サンドラ(ペグ家の近くに住む女の子) 信子 ミセス・スタッブズ(サンドラの母) 角屋夫人 ミスター・リンジー(マーニーの後の湿地屋敷購入者) ミセス・リンジー(リンジーの妻) アンドリュー(リンジーの家の長男) 武 ジェーン(リンジーの家の長女) プリシラ(リンジーの家の次女) 彩香 マシュー(リンジーの家の次男) ローリーポーリー(リンジーの家の三男) ギリー(ミセス・リンジーの古い友人) 久子 マリアンナ(マーニーの母) マーニーの母 マーニーの父 マーニーの父 エドワード(マーニーの夫) 和彦 エズミ(アンナの母) 絵美里 ナン(マーニーの世話をする婆) ばあや エティ(マーニーの世話をするメイド) リリィ(マーニーの世話をするメイド) 山下医師(杏奈の主治医) 美術教師(杏奈の学校の美術の先生) みよ子(杏奈の同級生) 町内会役員 老婦人(晩年のマーニー) 原作の登場人物が映画で全員登場するわけでなく、また、原作にないキャラクターも登場しています。 また、原作はイギリス、映画は日本となっているので、同じ役割のキャラクターでも殆ど名前が変わっていますね! 映画ではより現代の設定に近づけるような脚本をしているのでしょう。 舞台が違う 登場人物の名前のところでも簡単に紹介しましたが、原作ではイギリス、映画では日本が舞台となっています。 具体的にはどのような舞台が違うのでしょう。 原作 映画 イギリスのノーフォークという海辺の田舎町(架空の街) 釧路や根室をイメージした海辺の田舎町(架空の街) 風車小屋 サイロ 映画は舞台の設定を日本に変更したため、海辺の田舎町は釧路や根室などをイメージした海辺の田舎町へと変更され、また、原作の風車小屋は日本ではない(ほとんどないのほうが正しい?)ので、牧場にあるサイロに変更されています。 このことから舞台の設定が違うこともわかります。 マーニーの設定が違う 原作では、実際にそこにマーニーがいるかのように交流しているように描かれています。 しかし、映画のマーニーは杏奈の夢の中で、杏奈が想像して作り上げたような感じのマーニーで、そこにいるけど、実際はいない、なんかふんわりした感じで描かれています。 それゆえ、映画の思い出のマーニーのマーニーは 「幽霊じゃないの」とか、 「昔、杏奈持っていた人形でなの」とか言われているわけです。 映画思い出のマーニーの再現性 原作と映画では登場人物の名前、舞台となる設定が大きく違いますが、大まかなストーリーは同じです。 それは、あらすじや名前や設定をみてもわかりますね。 原作ではマーニーは実際にそこに存在しているかのようなリアリティがある描かれた方をしているの対して、映画では実際に存在しているのかわからないふんわり、ぼんやりした描かれた方をしています。 また、風車小屋とサイロでのシーンでは、原作では暗闇のためアンナに気づかなかったエドワードが気を失っているマーニーだけを連れ帰ってしまったことが後でわかります。 それに対して、映画ではマーニーは杏奈と和彦を混同しているように描かれており、隣で眠っていた杏奈を置いて、和彦と帰っていってしまいます。 映画では杏奈の存在に気づかなかったではなく、そこにいなかったということにして、杏奈を置いてけぼりにして帰ってしまったのです。 いなかったはずの杏奈に『置いてきた』事を謝るマーニーということを何度か観てみないと気づかないですねよね。 というように、映画では大まかなストーリーは再現しているものの、原作よりも複雑、伏線を張っているかのような脚本がされているのでしょう! 映画思い出のマーニーの感想・評価 ここまで原作と映画の思い出のマーニーのあらすじや違いなどをみてきましたが、思い出のマーニーの感想や評価はどうなのでしょうか。 好きな人は大好きみたいですね。 外出自粛要請されているので、録画してみてみると良いかもしれませんね。 思い出のマーニーの悪い感想・評価 ジブリの「思い出のマーニー」は原作をだいぶ改編してて、原作の良さが削ぎ落とされた感じがした。 舞台も無理やり日本にしなければ良かったのに… あと百合って呟いて人いるけど、マーニーがアンナに告げる「愛してる」の意味は、百合ではないと思うが… — yun. 確かに映画の方は脚本がされているので内容は大きく違いますね。 思い出のマーニーは原作が良かっただけに、映画での舞台をなんで日本にしたという思いが消えない — 115番 5f146d107s27p3 やっぱり原作ファンの方は映画の思い出のマーニーを認めたくないようですね。

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