聖女 様 いいえ。 第21話 人々を癒す

聖女さま? いいえ、しがない食堂の料理番です(書籍:まきこまれ料理番の異世界ごはん)

聖女 様 いいえ

「表記詐欺にもほどがあるわよ! 良いから店長出しなさい店長! 効果が持続しないなんて一言も書いてないじゃないの! 気付かないで鍛錬を続けようものなら真っ黒になっていたわよ。 美白なめんなっつーの!」 修道女のような長い黒のワンピースに黒い頭巾を被っている女性が、カウンターで烈火のごとく怒りをあらわにしていた。 ただ髪をまとめてはおらず、ワンピースも動きやすいようスリットが入っている事から修道女ではないと分かる。 そもそも聖職者が飲食店で怒鳴り散らすわけがない。 彼女はスリットを限界まで活用し、近くにあった椅子の上に足の裏を叩きつけた。 「ぼさっとしない! ほら、そこの子、メニューを持ってきなさいよ、めにゅ……」 入り口近くにいたウェイターに指示を飛ばそうとして振り向く。 当然、入店したばかりの私とジークフリードさんは、彼女の顔をバッチリ見てしまった。 ええ、似た声だとは思っていたけれど、ご本人だなんて思わないじゃない。 まるで時が止まったかのように静寂を取り戻す店内。 彼女は数秒固まった後、コホンと咳払いをして足を床に付ける。 そして何もなかったと言わんばかりにワンピースの皺を叩いて元通りにし、慈愛を湛えた表情でこちらに向き直った。 「ごきげんよう。 まさかこんな所で出会えるとは思っておりませんでした。 一カ月近く経ちますが、息災のようで安心しました」 「……さすがに無理があります。 聖女様」 「チィ、やっぱりそうよね! 分かってたけどね! というかお願いだから聖女って呼ばないで。 聖女バレしちゃったら怒鳴れないじゃない」 なびく黒髪を片手で払い上げ、フンス、と鼻を鳴らす。 確かに顔は私と一緒にこの世界に召喚された黒髪の聖女様である。 しかし「私よりあなたの方が大変だから。 ごめんなさい」と俯きかげんに謝った、あのクールビューティの面影は綺麗さっぱり消え失せていた。 隣ではジークフリードさんが額を押さえている。 一般食堂で聖女様が怒鳴り散らす場面に遭遇したのだ、騎士団長的に胃が痛いのだろう。 お疲れ様です。 「そもそも聖女が怒鳴り散らすのは……いや、今更だな。 一体君は何をそんなに怒っているんだ?」 「そうね。 見てもらった方が早いと思うわ」 聖女様は周囲を見回したのち、空いている壁際の席を指差した。 「ウェイターさん、あそこのテーブルに座るから例のあれ持って来てちょうだい。 四つでいいわ。 もちろん、誇大表示のメニューもね。 大丈夫、お金は払うわ。 第一騎士団長サマがね」 「第一騎士団長って事は、あいつも来るのか……」 「ええ、撒いてきましたけど。 もうそろそろ追いつく頃かしら。 っと噂をすれば」 聖女様が扉へ目を向けるのと同時に、男性が店内へと飛び込んできた。 綿菓子のようにふんわりとした金髪に、海の底を思わせるコバルトブルーの瞳。 童話に出てくる王子さながらの美青年だ。 二人の会話から、彼が第一騎士団団長だと分かる。 普段ジークフリードさんが着ているものと同じ型の騎士服を着用していたが、彼の方は着崩しもせず、第一ボタンまできっちりと留まっている。 更にジークフリードさんが赤を基調としているのに対し、彼の服は純白。 動きに合わせて揺れるマントは、濃い青をしていた。 それが王子様らしさを加速させている。 「聖女様、勝手に動かれては困ります。 さぁ、城へ戻りましょう」 「できません。 こんな詐欺広告を堂々と掲げているこの店を、許しておけるものですか。 ええ、二人にも食べてもらって、どっちの言い分が正しいか決めてもらうつもりでいますので、邪魔しないでくださいね?」 「二人? ……ジークフリードじゃないか」 ブルーの瞳に見つめられ、ジークフリードさんはバツが悪そうに目を逸らした。 「お前が来ると知っていたら、別の店にしていた」 「つれないな。 兄に向ってその態度。 だが今は職務中だ。 こういう会話をすべきではないか……」 兄ですと? 私はジークフリードさんの後ろに隠れながら、二人を観察してみた。 兄弟共に、世の女性が放っておかない程の美形である。 しかし雰囲気がまるで違う。 片方が父親似で、もう片方が母親似って事なのかしら。 ともかくだ。 いつまでも入り口に留まっていてはいけない。 ウェイターさんが困ったようにこちらを見ているのに気が付き、私は目立つ美形ズに声をかけた。 「あの、とりあえず席に座りませんか?」 * * * * * * * 「そういえば、まだ名乗っていなかったわよね? いい機会だし、お互いの情報を交換いたしましょう」 そう切り出したのは聖女様だ。 彼女の名前は篠村梓。 年齢も近い事から、梓と名前で呼んでくれと言われた。 どうやら彼女、パワハラ上司に堪忍袋の緒が切れ、辞表を提出したその日に召喚されたらしく、「家族に会えないのはちょっと寂しいけど、ここの暮らしは好きよ」との事。 気の強さは最初からだったと言うわけだ。 異世界に来て自暴自棄になった、とかではなくて良かったと思う。 ビックリはしたけれどね。 「まぁ、それとこれとは別として、召喚魔法ってやつ? を蘇らせた奴はぶっとばすわ。 絶対に。 それくらいしても良いでしょう」 「聖女らしからぬ発言は慎んでいただけませんか、士気にかかわる」 お兄さんは疲れ切った表情で梓さんを一瞥すると、私に向き直った。 胸元に手を置き、小さく頭を下げる。 「お初にお目にかかります。 私はライフォード。 ライフォード・オーギュスト。 ランバートン公爵家の長男であり、第一騎士団団長を務めております。 一応、ジークフリードの兄という事になっておりますが、この件は少々ややこしいので今回は割愛させていただきますね。 リン殿、貴方のお話は常々聞き及んでおりました。 こちらの不手際で城下に下ったとのこと、大変申し訳なく思っております」 「い、いいえ! 気になさらないでください。 城下に住みたいと申し出たのは私ですし、今の生活に満足していますので」 「お気づかいありがとうございます。 お優しいのですね。 何かありましたら、ジークフリードにお申し付けください。 暗黙の了解で、彼が貴方の担当という事になっておりますので」 「担当?」ジークフリードさんを見上げると、彼は頷いて説明してくれた。 聖女召喚の儀で呼ばれるはずだったのは一人。 しかし二人と私が召喚されたせいで、誰が護衛につくか少し揉めたみたい。 歴代護衛を担当していたのは第一騎士団団長。 当然彼が聖女の護衛を担当する事になったのだが、もう一人は第一王子が頑なに離さなかったそうだ。 この話題が出た瞬間、梓さんの表情がものの見事に歪んだ。 そりゃもう般若のように。 気持ちは分かる。 私も話を聞いただけで情景が思い浮かんでしまうくらい、第一王子の贔屓っぷりは凄かったもの。 「コホン、えー、話を戻そう。 それでリンの立場なんだが、君が聖女であることは無いとされているので自由は保障されている。 けれど、向こうに帰す方法は今のところ見つかっていないので、陰ながら支えろというのが王のお考えだ。 王子は噛んでいないから、安心してほしい」 「陰ながらどころか堂々と毎日通っているらしいじゃないか、ジークフリード。 普段は落ち着いた大人の男性といった風だけれど、こういう子供っぽい一面もあるのかと、自然に頬が綻んだ。

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アラサー聖女様は溜息を吐く

聖女 様 いいえ

「表記詐欺にもほどがあるわよ! 良いから店長出しなさい店長! 効果が持続しないなんて一言も書いてないじゃないの! 気付かないで鍛錬を続けようものなら真っ黒になっていたわよ。 美白なめんなっつーの!」 修道女のような長い黒のワンピースに黒い頭巾を被っている女性が、カウンターで烈火のごとく怒りをあらわにしていた。 ただ髪をまとめてはおらず、ワンピースも動きやすいようスリットが入っている事から修道女ではないと分かる。 そもそも聖職者が飲食店で怒鳴り散らすわけがない。 彼女はスリットを限界まで活用し、近くにあった椅子の上に足の裏を叩きつけた。 「ぼさっとしない! ほら、そこの子、メニューを持ってきなさいよ、めにゅ……」 入り口近くにいたウェイターに指示を飛ばそうとして振り向く。 当然、入店したばかりの私とジークフリードさんは、彼女の顔をバッチリ見てしまった。 ええ、似た声だとは思っていたけれど、ご本人だなんて思わないじゃない。 まるで時が止まったかのように静寂を取り戻す店内。 彼女は数秒固まった後、コホンと咳払いをして足を床に付ける。 そして何もなかったと言わんばかりにワンピースの皺を叩いて元通りにし、慈愛を湛えた表情でこちらに向き直った。 「ごきげんよう。 まさかこんな所で出会えるとは思っておりませんでした。 一カ月近く経ちますが、息災のようで安心しました」 「……さすがに無理があります。 聖女様」 「チィ、やっぱりそうよね! 分かってたけどね! というかお願いだから聖女って呼ばないで。 聖女バレしちゃったら怒鳴れないじゃない」 なびく黒髪を片手で払い上げ、フンス、と鼻を鳴らす。 確かに顔は私と一緒にこの世界に召喚された黒髪の聖女様である。 しかし「私よりあなたの方が大変だから。 ごめんなさい」と俯きかげんに謝った、あのクールビューティの面影は綺麗さっぱり消え失せていた。 隣ではジークフリードさんが額を押さえている。 一般食堂で聖女様が怒鳴り散らす場面に遭遇したのだ、騎士団長的に胃が痛いのだろう。 お疲れ様です。 「そもそも聖女が怒鳴り散らすのは……いや、今更だな。 一体君は何をそんなに怒っているんだ?」 「そうね。 見てもらった方が早いと思うわ」 聖女様は周囲を見回したのち、空いている壁際の席を指差した。 「ウェイターさん、あそこのテーブルに座るから例のあれ持って来てちょうだい。 四つでいいわ。 もちろん、誇大表示のメニューもね。 大丈夫、お金は払うわ。 第一騎士団長サマがね」 「第一騎士団長って事は、あいつも来るのか……」 「ええ、撒いてきましたけど。 もうそろそろ追いつく頃かしら。 っと噂をすれば」 聖女様が扉へ目を向けるのと同時に、男性が店内へと飛び込んできた。 綿菓子のようにふんわりとした金髪に、海の底を思わせるコバルトブルーの瞳。 童話に出てくる王子さながらの美青年だ。 二人の会話から、彼が第一騎士団団長だと分かる。 普段ジークフリードさんが着ているものと同じ型の騎士服を着用していたが、彼の方は着崩しもせず、第一ボタンまできっちりと留まっている。 更にジークフリードさんが赤を基調としているのに対し、彼の服は純白。 動きに合わせて揺れるマントは、濃い青をしていた。 それが王子様らしさを加速させている。 「聖女様、勝手に動かれては困ります。 さぁ、城へ戻りましょう」 「できません。 こんな詐欺広告を堂々と掲げているこの店を、許しておけるものですか。 ええ、二人にも食べてもらって、どっちの言い分が正しいか決めてもらうつもりでいますので、邪魔しないでくださいね?」 「二人? ……ジークフリードじゃないか」 ブルーの瞳に見つめられ、ジークフリードさんはバツが悪そうに目を逸らした。 「お前が来ると知っていたら、別の店にしていた」 「つれないな。 兄に向ってその態度。 だが今は職務中だ。 こういう会話をすべきではないか……」 兄ですと? 私はジークフリードさんの後ろに隠れながら、二人を観察してみた。 兄弟共に、世の女性が放っておかない程の美形である。 しかし雰囲気がまるで違う。 片方が父親似で、もう片方が母親似って事なのかしら。 ともかくだ。 いつまでも入り口に留まっていてはいけない。 ウェイターさんが困ったようにこちらを見ているのに気が付き、私は目立つ美形ズに声をかけた。 「あの、とりあえず席に座りませんか?」 * * * * * * * 「そういえば、まだ名乗っていなかったわよね? いい機会だし、お互いの情報を交換いたしましょう」 そう切り出したのは聖女様だ。 彼女の名前は篠村梓。 年齢も近い事から、梓と名前で呼んでくれと言われた。 どうやら彼女、パワハラ上司に堪忍袋の緒が切れ、辞表を提出したその日に召喚されたらしく、「家族に会えないのはちょっと寂しいけど、ここの暮らしは好きよ」との事。 気の強さは最初からだったと言うわけだ。 異世界に来て自暴自棄になった、とかではなくて良かったと思う。 ビックリはしたけれどね。 「まぁ、それとこれとは別として、召喚魔法ってやつ? を蘇らせた奴はぶっとばすわ。 絶対に。 それくらいしても良いでしょう」 「聖女らしからぬ発言は慎んでいただけませんか、士気にかかわる」 お兄さんは疲れ切った表情で梓さんを一瞥すると、私に向き直った。 胸元に手を置き、小さく頭を下げる。 「お初にお目にかかります。 私はライフォード。 ライフォード・オーギュスト。 ランバートン公爵家の長男であり、第一騎士団団長を務めております。 一応、ジークフリードの兄という事になっておりますが、この件は少々ややこしいので今回は割愛させていただきますね。 リン殿、貴方のお話は常々聞き及んでおりました。 こちらの不手際で城下に下ったとのこと、大変申し訳なく思っております」 「い、いいえ! 気になさらないでください。 城下に住みたいと申し出たのは私ですし、今の生活に満足していますので」 「お気づかいありがとうございます。 お優しいのですね。 何かありましたら、ジークフリードにお申し付けください。 暗黙の了解で、彼が貴方の担当という事になっておりますので」 「担当?」ジークフリードさんを見上げると、彼は頷いて説明してくれた。 聖女召喚の儀で呼ばれるはずだったのは一人。 しかし二人と私が召喚されたせいで、誰が護衛につくか少し揉めたみたい。 歴代護衛を担当していたのは第一騎士団団長。 当然彼が聖女の護衛を担当する事になったのだが、もう一人は第一王子が頑なに離さなかったそうだ。 この話題が出た瞬間、梓さんの表情がものの見事に歪んだ。 そりゃもう般若のように。 気持ちは分かる。 私も話を聞いただけで情景が思い浮かんでしまうくらい、第一王子の贔屓っぷりは凄かったもの。 「コホン、えー、話を戻そう。 それでリンの立場なんだが、君が聖女であることは無いとされているので自由は保障されている。 けれど、向こうに帰す方法は今のところ見つかっていないので、陰ながら支えろというのが王のお考えだ。 王子は噛んでいないから、安心してほしい」 「陰ながらどころか堂々と毎日通っているらしいじゃないか、ジークフリード。 普段は落ち着いた大人の男性といった風だけれど、こういう子供っぽい一面もあるのかと、自然に頬が綻んだ。

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聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです ~絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする~(犬魔人)

聖女 様 いいえ

魔王退治? 全部、メイドの魔法とスキルにお任せください! 乙女ゲームのヒロインがメイドになって大暴れ!! 世界のシナリオをぶっ壊す、勘違いお仕事ファンタジー! 書き下ろし短編を収録! 【あらすじ】 「私は世界一素敵なメイドになるんです! 」 黒と白に彩られたスカートをなびかせ、少女は叫んだ。 彼女の名はメロディ。 元日本人の転生者である彼女は、前世の夢を引き継ぎ、テオラス王国の貧乏伯爵家で雑役メイド オールワークスメイド として働いている。 彼女が淹れれば、安物紅茶も高級品に、荒れ果てた屋敷は新築に早変わり! 掃除も給仕も狩りやDIYまで、全部私にお任せください! とばかりに、強大な魔法でこなしていく。 そう、実はこの世界は乙女ゲームの世界で最強無敵なメロディの正体は聖女 ヒロイン だったのだ! ……が、本人はそのことに気づかず。 イケメンとの恋愛? 魔王襲撃? そんなことよりお仕事でしょう! 聖女の力を業務に極振りしちゃった少女と、シナリオを無視された世界の明日はどこへ!? 無自覚に運命をぶち壊す、勘違いお仕事ファンタジー! 「私は世界一素敵なメイドになるんです! 」黒と白に彩られたスカートをなびかせ、少女は叫んだ。 彼女の名はメロディ。 元日本人の転生者である彼女は、前世の夢を引き継ぎ、テオラス王国の貧乏伯爵家で雑役メイドとして働いている。 彼女が淹れれば、安物紅茶も高級品に、荒れ果てた屋敷は一瞬にして新築に早変わり! 掃除も給仕も狩りやDIYまで、全部私にお任せください! とばかりに、強大な魔法でこなしていく。 そう、実はこの世界は乙女ゲームの世界で最強無敵なメロディの正体は聖女だったのだ! …が、本人はそのことに気づかず…。 イケメンとの恋愛? 魔王襲撃? そんなことよりお仕事でしょう! 聖女の力を業務に極振りしちゃった少女と、シナリオを無視された世界の明日はどこへ!? 無自覚に運命をぶち壊す、勘違いお仕事ファンタジー! 元々Web版の完成度が非常に高く完結から1年半と言う月日を得て漸く書籍発売で楽しみにしていました。 ・・・が蓋を開けてみれば期待外れという評価をせざるを得ない内容でした。 書き下ろしを含めた加筆部分。 ここに関しては文句はなくむしろ非常に楽しめる内容でした。 しかしながら書籍化でのメリットはこの部分のみで後はマイナス要素ばかり。 まず修正部分。 基本的な流れは一切変わってない物の表現の仕方やキャラのリアクションが変化。 それ自体は良いのですがWeb版ではかなりコミカルに表現され笑いを誘うシーンが非常に簡略化、ないしはカットされてしまってる部分が多々あります。 キャラの掛け合いが少なくなり説明文で済ませてしまっていたりと、Web版の魅力の一つである部分を態々省略してしまうと言う勿体ない事に。 また、掛け合い自体はある物の反応がかなり抑えめになってしまって大いに笑って盛り上がれたシーンが、何の感じないごく普通のシーンになってたりと、修正部分で相当損をしています。 恐らくは1巻で全て収録しきるため、ページ数を削減するために色々加筆と修正で対応して結果こうなったのかな・・・と感じました。 またイラストも残念。 カラー部分は気合いが入っててこれも期待しておりましたが、実際の挿絵のクオリティは二次創作レベル。 ルシアナの両親はとても若い設定とは言え娘変わらない下手すると年下に見えたり、メロディとルシアナの印象的なダンスシーンはよく見てもどっちがメロディでルシアナなのか分からない。 はっきり言って表紙からすると詐欺レベルでクオリティが低いものでした。 書籍化の魅力である修正やイラスト、これらが思い切り本来の面白さや魅力を損ねている非常に残念な書籍化でした。 ただ書き下ろし等の加筆部分はとても楽しかったので、ファンの方はそれ目当てなら後悔はしないかも知れません。 またストーリー自体は変わらないため作品単体としてみれば非常に面白い作品なのでおすすめしたいです ・・・が興味がある人はWeb版を読んだ方がより楽しめるであろう事は事実です。

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